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                騒音ゼロで「ソニーらしさ」を支えるApresia® シリーズ
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                 今や日本のみならず世界の最先端企業であるソニー株式会社。 
                一般家庭で人気を博す液晶テレビ「BRAVIA」やパソコン「VAIO」といったヒット商品を数多く持ち、独自の技術で全世界に確固たる存在感を示している。 
                そしてこの度、本社を東京都港区港南へ移転した。 
                20階建てのフロアからなるビルには、毎日6000名を超える社員が集まり、ワンフロアの有効面積は約5000m2という広さを誇る。 
                今回、その新社屋に導入されたファンレス設計のネットワークスイッチ「Apresia® シリーズ」の導入理由やその効果についてお話を伺った。 
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                ソニーグループが新オフィスビルに集約
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                  ソニー株式会社 
                  総務センター ファシリティ部 
                  統括部長 
                  小野本 弘造氏
                 
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                 ソニー株式会社(以下ソニー)は、ソニー生命保険株式会社と共同で、JR品川駅東口に近接する旧芝浦テクノロジーセンター跡地に新オフィスビルを完成させた。ガラスを主体としたシンプルで開放的なデザインが特徴的だ。 
                しかし、工夫したのはデザインばかりではない。最新の省エネルギーシステムなどを導入し、環境にも配慮した。 
                「建設の段階から省エネに配慮してきました。建設時を含む二酸化炭素排出量は、一般的なビルと比べて、約40%の削減効果が期待出来ます」 
                とソニー株式会社 総務センター ファシリティ部 統括部長 小野本 弘造氏。 
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          外光利用による照明の自動制御や外気導入量の自動制御、高効率熱源システムなど、先進の省エネルギー施策を施し、ソニー本社圏でのエネルギー使用に伴う二酸化炭素排出量を約8%削減できる見込みとなっている。
          この新オフィスビルは、高さ99.4メートル、延床面積16万2887.57平方メートル。フロア内の柱間がロングスパンであることから、従来のオフィス空間よりも、拡張性と多様性の高い空間設計となっている。そこに、ソニー株式会社を中心としたグループ社員およそ6000名規模の入居が実現している。
          「特に気を配ったのは“コミュニケーション”です。短時間でのコミュニケーション、ちょっとした挨拶が出来る“ワンミニッツコミュニケーション”というコンセプトで、エスカレーターを活用しています」
          と、小野本氏は語る。
          
             
          
          
            
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                オフィスビルの点在は、管理性の低下を産む
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                  ソニーファシリティマネジメント株式会社 
                  東京事業部 設備工事部 
                  エンジニアリング課 
                  1GP統括係長 
                  杉浦 雄一氏
                 
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                 新オフィスビルが完成する以前、ソニーは都内数十か所のオフィスビルに点在し、分散されていた。ネットワークインフラなどもビルごとに異なり、 
                「あのビルだと使えたのに、このビルだと使えないといったことも多く、スペックの差もあることから管理側も把握するのが難しかった」 
                とソニーファシリティマネジメント株式会社 東京事業部 設備工事部 エンジニアリング課 1GP統括係長 杉浦 雄一氏。 
                やむなく追加工事を行うと、コスト増の要因にもなる。 
                このため、インフラ周辺でかなり維持管理コストがかかっていた。 
                また、グループ企業間の接点が少ないというデメリット面もあり、グループ全体のシナジー効果を生みにくいという課題を抱えていた。 
                これらの課題を一挙に解決するのが、新オフィスビルである。 
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          「ソニーグループが、新オフィスビルに集まってきました。ひとつの拠点として集結することによって、社員が個々に持っているインテリジェントを凝縮し、さらにクリエイティブに、さらに生産性を向上させることができるでしょう」
          と、小野本氏は語る。また、杉浦氏いわく、
          「新オフィスビルに集結することで、ソニーらしくならざるを得ない」
          とのこと。
          実際、このビルに集結した効果はすでに現れていて、コミュニケーションは飛躍的に向上しているという。
          「知識を融合させ、知的生産性を上げていこう」
          という小野本氏の言葉通り、社員のモチベーションは日に日に上昇しているようだ。
          
             
          
          
            
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                大胆なセンターレイアウトもファンレスだから実現
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          驚くべきことに、ソニーのオフィスフロアの中心にはファンレスのラックが立ち並び、その中に日立電線のスイッチ「Apresia® シリーズ」が配置されている。
          いわゆるセンターレイアウトである。
          現在、スイッチのセンターレイアウトを採用している企業は少ない。
          「センターレイアウトにすれば、ケーブルを放射状に出すことができるため、効率がいいということはわかっていました。ケーブルの削減という面だけみても、この効果は非常に大きいと思います。しかし、それを実現するためにはファンの駆動音という課題をクリアしなければいけませんでした」
          と、ソニーファシリティマネジメント株式会社 東京事業部 設備工事部 御殿山FE課 佐藤辰則氏。
          通常のスイッチはファンが内蔵されているため、絶えず駆動音が聞こえる。
          騒音に対して「慣れる」ことはあるだろうが、可能であれば騒音は「ない」方がいい。
          「日立電線さんのプレゼンテーションを見たときに、スイッチが動作しているという認識を持っていませんでした。
          全く音がしなかったのです。これは非常に驚きましたね」
          とは、杉浦氏の弁だ。
          
             
          
          
          
             
          
          
             
          
          
            
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                品質・実績・価格に加え、対応の早さが選定の理由に
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          「日立電線さんは調達力も優れていて、大変助かりました。これだけのフロアですから、ケーブルの調達だけを考えても大変なご苦労があったと思います。非常にタイトなスケジュールの中、本当によくできあがったなというのが正直な感想です」
          (杉浦氏)。
          日立電線が選定された理由は、製品の品質、実績、価格に加え、素早い対応があったからだ。
          近年、業務を遂行するためには、ネットワークが不可欠となっている。
          海外メーカーの場合、品質、実績に問題がなくても、障害対応が遅い場合もある。
          
             
          
          
            
              
                  
                
                   
                 
                
                  ソニーファシリティマネジメント株式会社 
                  東京事業部 設備工事部 
                  御殿山FE課 
                  佐藤 辰則氏
                 
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                 「機器は、必ず故障や障害が起きるもの。これは仕方のないことだと思っています。ただ、その後のフォローが重要です。そういった意味でも、対応の早いメーカーであれば安心ですね」 
                (佐藤氏)。 
                今回の新オフィスビルでは、場所を選ばずにネットワークを使える環境が整っている。 
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          「より知的生産性を高めるであろうインフラを構築できたと自負しています」
          という杉浦氏の言葉が、すべてを物語っている。
          「ソニーは、メーカーとして物作りの原点に返り、最先端の技術を用いた世にない社会に役立つようなものを、これからも提供していくことになるでしょう」
          (小野本氏)。
          今回構築したインフラは、いかなるセキュリティ対策にも耐えうる将来性をもっており、今後のソニーを支える基盤としての役割を果たしていくことになる。
          
             
          
          
            
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              “BRAVIA”、“VAIO”は、ソニー株式会社の日本国およびその他の国における登録商標または商標です。 | 
            
            
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              その他、記載されている会社名、製品名は各社の商号、登録商標あるいは商標です。 | 
            
          
          
             
          
          
             
          
           
          
          本事例記載の情報(役職名、製品価格、製品仕様、サービスの内容、お問い合わせ先、URL等)は、取材日現在の情報です。予告なしに変更され、検索日と情報が異なる可能性もありますので、あらかじめご了承ください。