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11店舗のテレビ会議/ビデオ会議。
本部とのコミュニケーションで売場が活性化。
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本部のある玉穂店(山梨県中央市) |
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課題
- 本部での会議に限られた人数しか参加できない
- 会議の都度、時間をかけて移動しなければならない
- 経営トップの意思を社員全員に伝えきれない
ソリューション
- 多地点サーバによる全店舗とのテレビ会議
- PC画面の共有で分かりやすい会議
- 顧客ニーズを実現する提案力と技術力
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効果
- 会議のために移動する時間と手間を大幅短縮
- 会議やセミナに多くのスタッフが参加でき、一人ひとりが直接評価を受けられる
- 社員のモチベーションがアップし、改善をすぐ現場に反映できる
導入製品
- Polycom VSX 8000
- Polycom VSX 5400
- Polycom RMX 1000
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アイデアを盛り込んだオリジナルのPOPとともに店内に並ぶ「美味安心」のマヨネーズとドレッシング。
いちやまマートのプライベートブランド「美味安心」は、“美味しさ・健康・安心安全”をコンセプトにした無添加食品。
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経営トップの意思を隅々にまで伝えるために
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いちやまマートでは、2008年に社長のトップダウンによってテレビ会議システムの導入が決定された。導入の背景について、情報システム部部長の小倉伸市氏はこう説明する。
「システム導入前は、各店舗の店長やスタッフが移動時間をかけて本部に集まり、営業会議などを定期的に行っていましたが、経営トップの意思がパート社員の隅々にまで伝えきれていなかった。この問題を解決するために、テレビ会議システムの導入を決めたのです」
2008年、リテールテック*1 の日立ブースでPolycomに出会うことになる。
「これだなと思いましたね。他社システムも実機で比較検討したのですが、私たちの満足を得られたのはPolycomのシステムだけでした。そこで、2008年にまず6店舗に導入することになりました。『期待通り!』の導入に、現場からもっと増やして欲しいという声が高まり、日立電線ネットワークスから当時新機種の多地点サーバ、Polycom RMX 1000の提案を受け、2010年に全11拠点での導入を行いました」
(小倉氏)
*1 |
リテールテックJAPAN: 年1回、東京ビックサイトで開催される日本最大の流通情報システム総合展。 |
いちやまマートのテレビ会議/ビデオ会議使用例
- 営業会議 週1回
- 店長会議、幹部会議、部門会議 月1回
- セミナ 月1回
- 社長と店長の個別ミーティング
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PC画面の共有で分かりやすい会議。売場に即反映!
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PC画面を共有したテレビ会議 |
Polycomテレビ会議システム選択の決め手は、揺らぎのないクリアな音声、そしてPC画面の共有に尽きると語る。
「営業会議ではまず画面分割で各店舗の参加を確認します。次に売場の担当はパソコン画面を出して、売上データや作業内容の写真を見せたりします。PCデータを取り込めるのは重要です。これがなかったら選ばなかったでしょう」
(小倉氏)
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PCデータの共有は、現場のモチベーションアップにもつながると言う。
「例えばPOPの写真を撮って会議で報告します。それを見て参加しているメンバがその場で意見を言う。設置する場所を検討したり、色をこうした方がいいとか、文字はこうした方がいいと、画面を見ながらその場で意見を述べ合います。POPの作成者が参加して直接評価を聞くことができ、すぐ売場に反映できるのがいい」
(小倉氏)
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各店舗の参加を画面で確認
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現場の意識を変える教育システムとして
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いちやまマートでは、外部の講師を招いて月1回セミナを開催。導入前は参加した店長が現場に戻って社員に説明していたが、導入後は各店舗の会議室でより多くの社員が参加できるようになった。
「パート社員一人ひとりが直接セミナを受けられるので、講習後に本人が理解や解釈を店長に確認するようになりました。解釈の方向性が一致すると、さらに現場のスタッフが自らアイデアを出して能動的にはたらき、それが売場へすぐに活かされます。スタッフがこんなことに気がついてるんだと、店長が驚くこともあります。個々の着眼点や見方がわかり、人と人(店長とスタッフ)との関わり方が変わってきますね」
(小倉氏)
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営業、SEのきめ細かな対応で、“運用安心”
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もうひとつの導入ポイントは、日立電線ネットワークスの営業努力と評価する。
「コスト低減に向けて営業の方が頑張っていただいているのがわかりました。SEの方もRMX1000の設定に関して細かいところまで気を配っていただきました。おかげで、現在のところトラブルなく安定稼働しています。スイッチを入れてリモコンだけの簡単操作もいい。また運用開始後もわからないことを問い合わせると、調べてみますと言ってすぐに対応していただけるので安心です。せっかくお付き合いが始まったわけですから、今後も、日立電線ネットワークスさんとしての提案があれば持ってきて欲しいと思いますね」
(小倉氏)
“美味しさ・健康・安心安全”に取り組んだ食品を提供するために、安定稼働するテレビ会議が活用されている。ネットワークのスペシャリストとして、日立電線ネットワークスは、これからも「美味安心」を「運用安心」でサポートしていく。
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株式会社いちやまマート 様
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山梨県内にスーパーマーケット、全11店舗を展開。
「健康的な食生活が幸せをもたらす」をテーマに、お客様の健康を考えた安心・安全な食品の提供に努めています。
環境への取り組み、優しいお店づくりにもこだわり、独自のポジションを築き上げています。
売場面積は各店舗500坪以上、商品群は平均20,000アイテム。
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「美味安心」は、化学調味料、合成保存料、合成着色料などを一切使用しない、いちやまマートのプライベートブランド(PB)商品です。無添加・無着色という付加価値の高い約300アイテムを販売。
2009年12月から東京・中目黒駅前に「美味安心」アンテナショップを初出店し、買物客はもちろん業界関係者からも注目を集めています。
名称 |
いちやまマート |
創業 |
1958(昭和33)年4月 |
事業内容 |
スーパーマーケット |
本部 |
山梨県中央市若宮50-1 |
URL |
http://www.ichiyamamart.com/ |
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(2010年9月末現在)
本事例記載の情報(役職名、製品価格、製品仕様、サービスの内容、お問い合わせ先、URL等)は、取材日現在の情報です。予告なしに変更され、検索日と情報が異なる可能性もありますので、あらかじめご了承ください。