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高精細な映像と音声が新たなコミュニケーションを創造
HD環境が作り出す臨場感あふれる情報共有インフラ作り
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Challenge
高品質なHD対応のビデオ会議システムを導入することで、通信が途切れることなく安定したコミュニケーションインフラを整備し、社内の情報共有を円滑かつ迅速に行う環境を構築したい。
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Solution
「Polycom RMX 2000」多地点接続サーバーを中心に、「Polycom HDX 8000」および「Polycom HDX 4000」 HD対応ビデオ会議システムを合計10台、全国9拠点を接続。「Polycom RSS 2000」HD対応会議レコーディング ソリューションも導入し、会議内容の録画やコンテンツの配信環境を整備。
Result
HD対応により高品質な映像と音声で臨場感あふれるコミュニケーション環境を実現。数週間かかっていた情報共有をその場で行うことに成功、コミュニケーションの活性化にも大きく貢献。将来的な拡張にも柔軟に対応できるネットワークインフラ作りで更なる活用を希求。
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導入の背景
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高い満足度が得られる次世代コミュニケーションインフラを模索
歯科業界に特化した電子カルテシステムを中心に、早くから医療業界のIT化に取り組んできたメディア株式会社。
登録件数が17万6000件あるといわれる日本全国の医療機関の中で、歯科関連はおよそ6万7000件あり、医療業界の中でも大きな地位を占めている。
その歯科分野における電子カルテ事業で最大の顧客数を抱え、業界のリーディングカンパニーとなっている同社は、増大する医療費に端を発した医療改革の中でも積極的なIT化を推し進めている企業だ。
「弊社が考えるビジュアルコミュニケーションの概念は3つあります。」
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メディア株式会社
代表取締役社長 辻 啓延様 |
と辻啓延代表取締役社長は語る。
ひとつは、医師と患者とのコミュニケーションシーン、次に製品サポートにおける顧客との対応シーン、そして最後が社内の情報共有をスピードアップするための活用シーンだという。
この中の情報共有の場面で、実は以前からWebブラウザベースのWebカンファレンス製品を導入していたという同社。
「Webカメラを接続し、PCベースで社内会議を行っていました。しかし、映像や音声の性能が芳しくなく、満足度の低いものだったのです。」
さらに、社内ヘルプデスク 高橋伸説主任は
「安定性に欠けるという課題もありました。使いたいというニーズがあっても、使いたくなくなってしまう。回線やPCのスペックなども同時に見直す必要があったのです。」
と当時を振り返る。
情報共有の迅速化が求められる中、高品質な次世代のコミュニケーションインフラを模索し始めることになる。
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導入決定のポイント
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これまでのものとは段違い!あふれる臨場感を作り出す高精細な音声と映像
「ビデオ会議システムを使いたいというニーズは顕在化していました。ただ、きちんと使えるものに変える必要があったのです。」
と高橋主任。
そこで、当時利用していたWebカンファレンス製品をバージョンアップするとともに、回線増強やPCスペックの性能向上を行い、ある程度使えるものに仕立てたという。
しかし、その後ポリコムが提供するHD対応のビデオ会議システムのデモを見てその違いに愕然とすることになる。
「映像も音声も、これまで使っていたシステムとは比較にならないほどでした。」
と高橋主任は語る。
これまでのWebカンファレンス製品と違い、HD対応製品は画質も音質も桁違いで臨場感あふれるものだった。
「これから長年に渡って使い続けられる物であることも選定ポイントとして考慮する必要があります。」
と辻社長。
ポリコム製品は、拡張性が高く、ハードウェアの変更をせずにソフトウェアのアップグレードで最新の機能が使えること、下位互換性があり、既存システムとの接続ができることなどから、長期間使用しているユーザーが多いのも特長だ。
ポリコム以外にもHD対応のビデオ会議システムを検討した高橋主任だが、拠点数の拡張性や日本法人の高度な対応力に魅力を感じてポリコムを選ぶことになったという。
さらに
「システムとしても重要ですが、それを支えるネットワークも非常に大切です。」
実際にネットワークを担当したのは、日立電線株式会社と日立電線ネットワークス株式会社で、全国に拠点のある同社のシステムとネットワークを一体でサポートできる強みを持っている。
さらに、日立電線ネットワークスの「Conference@Adapter®」 多地点会議管理アプライアンスで、ポリコム製品の管理と運用が容易にできることも選定のポイントとなった。
高い技術力を持った製品ラインナップと高度なサポートを実践するパートナーの存在が、製品導入を後押ししたといってもいい。
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実際の運用状況
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リアルタイム会議と録画再生を組み合わせて活用し、情報共有の迅速化と機会損失の軽減を実現
現在は、「Polycom RMX 2000」多地点接続サーバーを中心に、「Polycom HDX 8000」および「Polycom HDX 4000」ビデオ会議システムを合計10台、全国9拠点に配置し、HDによる高品質な映像と音声で情報共有を行っている。
また、会議を録画し、必要なときにビデオ会議システムやPCから閲覧することができる「Polycom RSS 2000」レコーディングソリューションも導入し、辻社長が朝礼などで全社的にスピーチする内容を録画し、出席できなかった社員がいつでも閲覧できる環境を提供している。
ビデオ会議システムをつなぐネットワークは同社のセキュアな閉域網で構成され、1Mbps程度の帯域を拠点ごとに確保している。
主な用途としては、毎週の朝礼や個人情報保護対策に関するPCP委員会、複数の組織間での会議など、様々な用途に利用されている。
2008年1月末に導入したビデオ会議システムだが、まだ数ヶ月しか経っていないものの、常にどこかの拠点で接続されているほど利用頻度は高い。
また、日立電線ネットワークスが提供している、ステイタス管理やログの収集、会議予約など直感的に操作できる「Conference@Adapter®」の使いやすさが、利用を促進させているという側面も。
「使いやすさを高めてくれる関連製品があることも、ポリコムを選んだ理由のひとつといえます。」
と高橋主任は語る。
外勤で働く従業員が多い同社では、全社で情報共有しなければならない案件が発生した場合、おおよそ2〜3週間かかっていたと高橋主任。
しかし、ビデオ会議システムを導入することで、遠隔地からでも全員が同じインフラ上に集うことができ、迅速に情報共有ができるようになったという。
「会議を録画して、出席できなかった社員が後で内容を確認することができるので、迅速かつ効率よく情報共有ができるようになっています。」と辻社長はシステム全体を高く評価している。
まだ導入されたばかりのため、実際の効果は具体的に検証されていないものの、試算ベースで移動交通費や会議関連費用の削減効果が年間1750万円ほど見込まれている。
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今後の展望
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顧客サポートやセミナー用途など 新たな活用が広がる
今後の展望については、
「使い慣れた段階で、我々が主催するセミナー会場などでビデオ会議システムを活用したいと考えています。」
と辻社長。
また、パートナーとの仕様打ち合わせや保守、製品説明など顧客サポートの場面で、社外からネットワークに接続できる環境も検討したいと高橋主任。
また、PCとビデオ会議システムを連動させ、社内会議の幅も広げていきたいという。
「拡張性のある仕組みは、ポリコムを選んだ理由でもあります。様々なソリューションを使いながら、幅広い用途にビジュアルコミュニケーションを活用したいと思います。」
と今後の可能性を語ってくれた。
(導入時期:2008年1月/取材時期:2008年3月)
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メディア株式会社様
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商号 |
メディア株式会社 |
設立 |
昭和57年12月3日 |
本社 |
東京都文京区本郷2丁目15番13号 |
代表 |
代表取締役社長 辻 啓延 |
資本金 |
4億500万円 |
従業員数 |
200名 |
事業内容 |
歯科業界に特化した電子カルテシステムを中核に、ソフトウェアの企画・開発・販売ならびに輸出入を行う。書籍や雑誌の企画・編集などを含め、歯科業界に関連した製品の取り扱いは多岐に渡る。 |
URL |
http://www.media-inc.co.jp/ |
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日立電線ネットワークス株式会社
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〒101-8971
東京都千代田区外神田4丁目14番1号
秋葉原UDX 14F(北側)
製品についてのご相談窓口 TEL
(9:00〜17:00 ※土・日・祝 弊社定休日を除く)
本事例記載の情報(役職名、製品価格、製品仕様、サービスの内容、お問い合わせ先、URL等)は、取材日現在の情報です。予告なしに変更され、検索日と情報が異なる可能性もありますので、あらかじめご了承ください。
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